こんにちは。
誰の声?って思うくらい知らない人の声。
でも、ここは会社の中だから部外者はいないはず。
誰?
扉を開けたら、いつもは元気いっぱいのキャリアをつんでいる女性だった。
思わず、大丈夫ですか?って駆け寄っても、
蚊の鳴くような小さな声で、返事をする。
歩き方もおぼつかず、力がはいってないのがわかる。
荷物持ちましょうか?というと、いつもなら気丈に、いいよいいよって言うのが素直にお願いされる。
呂律がまわってないのも気になって、結局ほかの女性に付き添われて病院へ行くのに出て行った。
呂律が回らないのは、脳こうそくな気もするし、
まわりの男性たちは、高血圧からかなって言ってるし、
まだ真相はよくしらないけれど、
病院に行く行かないの話の時に、彼女の年齢を知って。他人事には思えず自分も気をつけなきゃいけないと身が引き締まった。
ひとりで生きていくということは、そうなんだ。
常に気合をいれておかなきゃならないけれど、突然なにが起こるかわからない。
彼女は、病院に連れてくれる女性に涙した。
そうだよね、ひとりだとこんな時ほどありがたい。
健康面は仕事に熱心な人ほど気をつけなきゃいけないけど、
健康であるからこそ仕事に熱心になれる。
ずっと深夜までパソコン見ていたら一気に老けて、もう疲れが取れない。
おばさんって言われても反論なんてできないようになってきたから、
早く寝よう。
昨日はそんな気持ちでベッドに入った。
今日はぐっすり眠っていて、日々の疲れ具合を実感。
ムリしちゃいけない。
歳を取ると、あかりがついていない家に帰るのがとてもさみしいと聞いていたけれど、
まだそんな気持ちはないとしても、
なにかあった時に連絡できる人が浮かんでこないのはさみしい。
私もどんどん年齢を実感するしかない。
ただ、そんな気持ちで誰かにいてほしいとは思わない。
生活する上で、疲れやつらさを忘れるような素敵な毎日が欲しい。
そのために
好きな人ができたらなと思う。
それも歳を取ったせいかな。
今日も、早く寝よう。