オリンピックが始まった。
私は日本柔道が好きで、日本人魂の「あきらめない」忍耐を感じるスポーツだと思っている。
あまりアイドルに興味がなかったころに、応援したい有名選手の追っかけをしていたくらいだった。今では現役ではないけれど、それはそれは私はその選手のアスリート魂とセンスが好きだった。
4年に一回、オリンピックは始まって早い段階で柔道の試合が行われるから、見過ごすこともなく観戦できる。
今、人生の中で一番ピンチじゃないかという事態に陥っていっていて、自分の状況としては悪くない状況かもしれないけれど、全体的にはものすごく偏っている。
大変だと思うことが極端。
どうすればいいのかいろいろと考えても、気持ちが萎えるばかりだからへこむことも多い。これは必ず乗り越えれるものだと思いながらも、思いきりがないのか一歩が踏み出せないのかもしれない。
そんなときにオリンピックが始まった。
試合を見ていたら自分の大変だと思う状況なんて大したことないのかもしれないなと錯覚できる。
世界で1位という栄光をつかむには並大抵の努力ではできない。
ふと、私が追いかけていた選手はどうしているかなと思ってFBをのぞいてみると、元気にやってるようだった。
そして、自分の技術を伝えるために動き出している。
…あれ?
ふと思い出した。
個人的には繋がらないと思ってたけど、仕事で細い繋がりがあることを。
そして、ピンときた。
今まで私はいろんなことをしてきて、その都度「私はこれでいいのか」と思いながらも仕事は楽しくがんばってきた。
いろんな人に出会ってきた。
それが、ほぼ全部、どこか点と点で結べる。あれも、これも。
はっと気付かされた気がする。
自分のしてきたことは、まったく無駄ではないんだなと。
これまでもこのような気持ちになることもあったけれど、今回はもっと深いところで実感している。
出会いは必然というけれど、
振り返ってみて、本当にそうだなと改めてびっくりする。
そうか。
今、どれだけな気持ちでいたとしても、
これから出会う人は必ず自分に必然な人なんだろうと、それはそれでわくわくする。
そうか。
取り掛かっていた仕事を離れたとき、一緒にやっていた人とも会えなくなったことも、あの時はあの時のことで、また何かで関われるんじゃないかと思えてきた。
いつか再会するんじゃないかと確信に似たものを感じる。
そうか。
そうか。
自分さえ、前を向いていれば、絶対に神様は見ていてくれる。
そうなんだな。
人生って先が見えないから不安だったりわくわくしたりするけれど、神様はストーリーをすべて知っていて、上からそっと見守ってるんだろうな。
子供みたいなことを言うけれど、
自分のなかになにか、エッセンスをプラスされたみたいな気分になったので、
書き記しておく。