おばさんとしゃべるのっていやだ。
そう思うまだ若い世代の人って多いと思うの。
そんなにおばさんっていやなのかな?
ずっとずっと、思ってきた。
でも、ついに私も、その、おばさんとしゃべるのがいやだという気持ちがわかった。
おばさんとしゃべるのは、おばさんの私もいやだ!!
女性たちって自分をおばさんと認める人と、認めたくない人がいる。
おばさんと認めてる人たちは、認めてるだけあってかなりおばさん。
見た目もだけど、もうしゃべり方や考え方、接し方、感じ方。
どんどん「薹が立つ」(とうたがつ)ようになる。
簡単にいえば、長く生きてきたことにある意味のプライドがあって、
お局なんだよね。これは男性にも言えることだろうけど。
年下のくせに、とか、わからないくせに、とか、なにかと自分よりも経験が浅い相手には強気だし、強引。
こんなこともわからないのか?と、自分の来た道を忘れて相手に攻寄る。
はっきり言って、そういう人は
気が小さいと思ったりするし、ものすごく意地っ張りだったりする。
今まで、あまりそんな人には出会わない人生だったけど、
最近おばさんたちにまみれて、本来おばさんな私もおばさんらしく仕事をすることになった。
もしかしたらね、私の方が年上かもって思うんだけどね、
もう、みんなそれはそれは、
おばさん!!!
若い子が、おばさんって思うのも無理ないし、おばさんの私がおばさんて思うその熟練された必死に生きている感が結構つらい。
やっぱりね、考え方大切だよな。
これなら、これからの日本を担うきゃぴきゃぴの若い女の子に嫌われながらも一緒に仕事しながら「日本の今」を感じる方がよほど勉強になるような気がする。
おばさんがおばさんのことを知ってもなんの得にも意味にもならん。
もう、
現実は厳しい。
おばさんも厳しい。
私もおばさんだけど、おばさんはおばさんにも厳しい。
若い子たちは、知らないこともいっぱいだろうから少々厳しくされても学ぶことはいっぱいだけれど、私なんかは同じだけ生きてきて、まあ結婚していないのと子供産んでない分弱い立場なんだなとつくづく、つくづく思う。
恐るべし、おばさん。
とうがたつと、まったくかわいくない。
ほんと、なんてことだ。