甘い生活までの道のり

ラブラブな生活になったら終了

両親にとってはいつまでもかわいい娘

私は行けず後家になってしまったけれど、

そんな私を両親はやさしく見守ってくれている。

 

たまには帰らなきゃと、親に会いに行った。

先日の私の誕生日に帰る約束をしていたからだけど、

両親の結婚記念日でもあったから、三人でお祝いをしようと思って

ケーキを買って帰った。

 

親は息子より娘の方がかわいいというのは、もう一般的に言われている事実。

私の親も例外なくそうで、お嫁にいけなかった私だけれど

会えばここぞとばかり喋り倒してくる。

あれこれ気にかけてくれるので、年々親のありがたみや

子供を持たない私でも親の気持ちも少しわかるようになった。

 

母は私の誕生日のために、赤飯を作ってくれて

父は私の誕生日のために、鯛を買ってきてくれた。

ありがとう。

今年の誕生日も、親に祝ってもらえるなんてのはありがたいことだ。

でも、ちょっと申し訳ないから、

結婚記念日おめでとうっていうと、二人とも忘れていたようで、

二重のおめでとうで、赤ワインを開けて三人でお祝いディナーを食べた。

 

両親と私の三人で食べる時は、だいたい父親の身近な出来事から始まり

どちらかというと割と重い話で、意見交換をしながら食べてる。

若い時にはなかったことだ。

でも今回はなにを話したのか記憶にない。

秋生まれの父親の誕生日が一番食べ物がおいしいという話をした気がする。

とりとめのない話しかしないようになったのも年齢のせいかもしれない。

 

 

帰ると決まって必ずするのは、両親の携帯電話のチェック。

いらないメール削除やデータフォルダの中の写真の整理とか。

今回は番号登録のところに私の写真が載ってなかったから、

花の前で写真を撮ることにした。

 

母親が撮った写真を見ると、

最近撮った写真の中では一番いい写真が取れていた。

普通にしてたと思っても、私が母親を見る顔はこんな風なんだなと

ちょっとうれしかった。

 

母親は庭の手入れをしていた父親に、撮った写真見せながら、

あなたの娘きれいやねと声をかける。

おお、きれいや

父親が即答した。

 

両親の愛情をしっかり受けてるなと実感。

いつまでもひとりでいてごめんね。とも思う瞬間。

誰かいい人、、ってそんな言葉ももうないけれど、

私が誕生日をひとりで過ごしていたことは

やっぱり親には言えないし、

なんでこんなに縁遠いのかとも思うけど、仕方ない。

 

 

たまには帰ってきなさい。

私を見送る時の父親の決まり文句だけれど、

ほんと、ひとりだったらもっと親の顔を見ておくのは

せめてもの親孝行なんだろうと思った。