たぶん、私は結構ショックをうけている。
自分の今の状況を、なにかでごまかしていたいと思っている。
上司が亡くなった。
好きな人に連絡した。
上司が亡くなって、寂しくなったから好きな人に連絡したというのもあるけれど、
ふと、自己分析して、
上司が亡くなったことを紛らわしたいから、好きな人に、
もう、こっちを向いてくれることはないのに、連絡している。
寂しくなることわかっているのに、連絡している。
返事はしてくれたけど、それ以上はない。
そんなことわかっていたのに、連絡して、わざわざ傷ついている。
わかりきったことをしている自分を振り返ったら、
私は、この上司の死でやりきれない気持ちを、
好きな人に振られたそれに置き換えて、紛らしてる。
なんとも、安直な。
彼は、もう、私のことなんて忘れていたと思うのに、
私が連絡したからたまたま返事してくれただけだ。
そんなこと、私はわかっているし、ホントにありがたい。
私は、それに付け込んで、もう少し甘えたかったのだ。
現実を紛らしたくて、その上に、さらに現実を紛らわそうとした。
ショックなのは、本来、好きな人にフラれたからではない。
受け入れたくない事実を、好きな人にフラれたことにすり替えてる。
まだ、ひとりになると、なんとなく耐え難く、
誰かと喋りたくなる。
これは、ひとりで生きていく上で、克服しなければならない現実。
悲しくても、つらくても、ひとりで乗り越えていかないといけない。
すでにフラれていることをわかっているのに、
紛らすために、またフラれてる。
バカだ。
バカだけど、
それしかできない現状かもしれない。
こんなに、現実を受け入れることが苦しいと思わなかった。
久しぶりにアルコールに頼る。
酔っていても、現実は現実。
情けない。強くなれない自分。