生活することで精一杯になっていたのと仕事が楽しかったのとで、男に触れることはない毎日だったけど、このあいだセフレに会った。
1番の興味はボディメイクというセフレで、大して私のことはなんとも思っていないけどエッチするなら私とというわりには全く音沙汰なくて男に興味があるのかと疑うくらい、あっさりした人なのだ。
セフレだから、エッチは一番の目的だけど、連絡は来ずとも会えばわりと優しい彼氏みたいなノリなので私は気に入っていて、会うたびにデートはいいなと思う。
しかし、残念なことにまさかのアレになり、充分楽しめず、エッチは次回のお預けになってしまった。
それでも久しぶりのイチャイチャは精神的にリラックスできて、生理があることで女性ホルモンはまだ健在だと思いつつ、減る一方でなんとなく恐怖も感じている最中だったので、女性としての自分を確かめられた気分でよかった。
その後仕事に行ったんだけど、
仕事場にいる男性が
今まで思わなかったけど、今日いい匂いする!
と言ってきた。
え?
飲食店なので香水はつけていない。しかも汗かくし汚れるから大した服ではない。
と、いうのは、
もしや
女性ホルモン⁇
他は女性ばかりだけど、誰一人なにも言わなかったので、これは男性にしかわからない嗅覚なのか⁇
たしかに、女性ホルモン分泌が多いと女らしいし、たぶんいい匂いもするのは若い頃思ったことがある。
なるほど!
女性ホルモンて、すごい!
男といちゃいちゃしただけでも働いてくれてる!
今までは当たり前だったのが、年齢を重ねるほどに感じるもののひとつか。
そうか。
女性ホルモン減少の時期に久しぶりの男だったから。
あー、すごい!
セフレに会えたことよりも、自分の女の体の変化について驚いた。
ちゃんと、パートナーいた方がいいな。
痛感した。