いつのまにか更年期と戦っていた

これって更年期?と思うことや、勝手に更年期だからと決めつけたりしながら日々過ごす独身会社員のつぶやき

生きてきた足跡の薄っぺらさが浮き彫りになった

仲良くしているおじさんは今までの私のことを聞いてくる。

 

どこに旅行したか。

どんな生活をしているのか。

どんな人と付き合ってきたのか。

彼はどう優しかったのか。

今までどんなエッチをしてきたのか。

 

まあ、下ネタ中心なので

 

こいつエロいなと思って、答えるのも邪魔くさかったけど、最近ふと気づいた。

 

おじさんは、実はかなり優しいのだ。

 

おじさんは今まで接してきた女性と同じようにしてるみたいだけど、私がいつも嬉しがるから、今までどうだったの?と聞いていることに気付いた。

 

私は今まで大した思い出のないお付き合いしかしてこなかったようだ。

 

おじさんはきっと、奥さんはじめ付き合ってきた女性をちゃんと大切に扱ってきたんだ。だから、私は不思議とその懐にするっと入ってしまった。

優しさに飢えていたのかもしれない。

 

ああ、今更のように、

ひとりで生きてきたつまらなさが浮き彫りになる。

 

おじさんが女性の扱いに慣れていて、きっといろんな思い出があるだろう。でも、私は何人かの男性と付き合ってきたのに全く記憶に残る楽しかったことがない。

その違いなんだ。

 

優しさに感動してるのではない。

私の人生のつまんなさを実感している。

 

 

おじさんは、可能な限り、

私に連絡をしてくれる。

もちろん、家族に知られないように。

会社にバレないように。

 

人の優しさって、こうなのか。

 

 

おじさんは、冷たくみえるとよく言われるそうだけど、私はそう見えないし、そう思わない。

 

どんだけ私は大した生き方をしてこなかったんだ?

 

自問自答。

 

 

今日からおじさんは出張で何日か帰ってこない。今日会社が休みだった私に移動中ずっと連絡してくれた。

 

 

大好きだった彼のようにその都度の言葉にときめくことはない。

大好きだった彼以外のやりとりは3往復くらいで終わるのに、おじさんとは長くできる。

 

罪な人だ。

 

 

私の劣等感ばかり目について仕方ない。

 

 

おじさんはこの先私にいろんな気づきを見つけてくれるだろう。

 

今さらだけど、

そのおかげでひとつまた大人になれればいい。

私はおばさんになってもなお気づきが必要なのだ。