いつのまにか更年期と戦っていた

これって更年期?と思うことや、勝手に更年期だからと決めつけたりしながら日々過ごす独身会社員のつぶやき

気持ちの余裕は経済的余裕があってこそ

随分いい歳になっているけれど、今日から正社員で働くことになった。

なかなか正社員ではとってもらないご時世、とてもありがたい。

 

 

昔は正社員で働いていて、制服を着てにっこり笑っていたらお給料がもらえる環境から抜け出したかったら辞めたんだけれど、まあ仕方ない。

 

 

ふりかえったら、7年間属さずに生活してきたことになる。

いろんなことをして、得たものは大きかった。

経済的には、困窮の極みだったけれどあのまま正社員を辞めていなければ体験できなかったことはたくさんある。とても充実していたと思う。

 

自分の不甲斐なさのために生活ができなくなったところに、声をかけてもらえたのは本当にラッキーで、心の底から安堵して、生きていけると思った。

現状は、どこにも生き場所がなくなっていたから。

 

 

一人で生きていくことの厳しさを知った以上に、誠実に生きることの大切さもしみじみ感じた。仕事はどこで誰が見ているかわからない。

誰がどう評価しているかわからない。

私のキャリアではない。

特殊な技術を持っているわけではない。

何もない私だからこそ、声をかけてもらうことのありがたさは言葉にできない。

 

派遣であったり、契約やアルバイトだったりすると、自分の道筋をしっかり持っていなければ、曖昧にしてしまうとあっという間にぬかるみに足が入って動けなくなる。

もう、私は立ち上がりたくても術がなく立ち上がれなかったのだ。

 

 

あまりにも究極な状況だったからか、正社員として働くことが決まっているのに精神状態は最悪だった。仲のいいおじさんがいたからこそちょっとは紛れたものの、それでも

もう消えたいと思ったこともあった。

 

 

仲のいいおじさんにも守るものがあるので、縋れない。

こういうピンチの時に助けてくれる人のありがたさが浮き彫りになるけれど、仲のいいおじさんはあくまでも仲のいいおじさん止まりなんだと決定的になった。

助けてくれた友達もいたので、その友達には本当に頭が上がらない。

 

何も生み出せなかった自分だけれど、正社員への道がまたあったと言うことは、これはこれでちゃんと進めているのかもしれない。

交通費をもらえるだけでも、心底嬉しい気持ちになっている自分。

お金の余裕は、本当に気持ちの余裕に繋がると痛感した。

 

 

雇われなければ生きていけない自分だったと言うことがわかった上で、それでもまだしぶとく雇われなくても生きていきたい自分もまだいる。

 

時間の自由が少なくなってしまうけれど、気持ちの余裕があるだけでまた違う思いで頑張れるんじゃないかと思う。

 

時間は有限と言うけれど、お金に余裕がないと本当に何もできなかった。

気持ちが萎えて萎えて、どうしようもない。

 

あまりにもつらい日々だったので、有限な時間で思い出づくりより私はお金を生み出さなければいけない気持ちしかなくなった。

これからも甘えずに頑張っていきたいと、窮地から救ってくれた全ての私の運に誓いたい。