眠いわけではない。
が、起きれない。
ああ、バラが綺麗だから見にいこう。
その帰りに行ってみたい素敵なカフェでお茶して、ゆっくりしよう。
この時期、花を見に行くのが一番のリラックスなのに。
寝ていた。
しんどくもないのに。
起きれない。
起きても、出かける気力がわかない。
花を見に行こうと思うのに、支度できずに、そのまま家にいて、そのうちうたた寝をする。
なんだ、なんだ、このやる気なさ!
自分で呆れる。
体がついてこないのだ。
これはうつ?
いやいや、これは更年期だな。
困ったもんだ。
更年期は人によって症状が違う。
それを辛いと感じてふさぐ人も少なくない。
更年期によくみられる症状の発汗やだるさ、眠気は、幸い私の昔からの体質ともいえて、気にならない。
無理しないように心がけて、イライラしないように心をひろーく持つようにしている。
ただ、調子がいい毎日に急にやる気が激変するのだけは慣れなくて、いつも戸惑ってしまう。
頭はしんどいとは思ってない。
体がお休みモードになってしまうのだ。
困ったもんだよ。
もちろん、会社も休むはめに。
やる気のない奴とまた思われるなあ、とこんな時のために平生からまじめに仕事はしておく。
更年期と戦う年齢になると、月経前症候群のような生理前の不安定なそれと変わりないくらいの大変さを毎日戦うわけだ。
それ、世の男性たちはよくわかってあげてほしい。
横になって寝てても、優しく対応してあげてほしい。ごはん作れないのも、やる気がないのも、いつもと違うなと思うなら労ってあげてほしい。
体が変化する時期は、本人でもコントロールできなかったりするから。
まあ、私は労ってくれる人がいるわけでもないから、ひとり静かに眠り、ひとりタイミング見つけてリラックスできることをして落ち着く。
でも、だいたいこの長い眠りが来るのは、いつ終了してしまうかわからない月一のアレであって、
更年期と戦うのも大変だけど、とりあえず半年前のストレスでストップしてもまた来てくれたことに感謝する。
更年期よ、お手柔らかに。
今夜もまだまだ肌寒い。
女性は暖かくして早く寝ましょう。