いつのまにか更年期と戦っていた

これって更年期?と思うことや、勝手に更年期だからと決めつけたりしながら日々過ごす独身会社員のつぶやき

正直でいるのは気合いがいるかもしれない

会社を辞めることが決まった。

 

3月いっぱい。

 

辞めると伝えたきっかけは、有給がないのに会社を休んだことによる女性の会長の呼び出しだった。

 

年齢を重ねた上での今後のことを考えると、今無駄な時間を省きながら通勤しているため、電車の降りる場所や移動時間は結構気合いを入れて、それこそ走ったりしている。

これは、体が動く今だからできること。

会社へ時間に余裕を持って着こうと思ったら、家を出るのが6時過ぎになる。それを続ける自信はない。会社に行くのに、6時から時間を割くことはちょっとできないなという結論。

 

会社の近くに引っ越せばいいじゃないか、という意見もあるけれど、それほど頑張ろうと思う会社ではない。

 

結果、辞める決断をした。

 

辞める決断をしてから毎日、決断をしてよかったと思うばかりだ。

 

会長には話したけれど、それから詳しい話はない。

社長からの呼び出しもない。顔は合わせていても、素知らぬふり。

辞めるとか、そういうのは総務が担当するはずだけれど、うちの会社は総務がない。

なので、常務が私に話をしてくれた。

 

というか、辞める日がいつになったのかがわからない限り、どうしたらいいのかわからないから聞いたのだけれど。

 

その後、常務がさりげなく私の席に来て、付箋を渡して来た。

そこには、3月29日で退職と書いてあった。

小さな声で「3月29日になったから」と。

 

付箋か。

 

そんなもんか、と思った。

 

誰にもわからないように伝えようと思うとそうしかできないのはわかるけれど、

なんだか、グラデーションのようにいつの間にかフェードアウトして行く感じ。

 

でも、そうでなければ、風当たりが強いということが伝わって来た。

 

自分自身でも思っていたけれど、上層部がそんな感じなのは相当辞めるまでがやりにくいのかもしれない。

 

 

社長に話をしていないのが気がかりだったので、社長と話がしたいと常務に言ってみたけれど、「社長は知ってるから」ということだった。

 

知ってるのは、私も知っている。

 

でも、何も言わずに終わりを迎えていいのかと、一応礼儀を重んじたい私にはモヤモヤするところ。

 

私が入社するきっかけは、社長と知り合いだったからなのだ。

入社してからは話さないようにしてるけれど、社長は取引先の人で、一番知ってるのは社長なのだ。

 

何も言わないで辞めるのはできない。

 

「したければすれば」というような雰囲気で常務が答えた。

 

同族会社の軋轢が少し見える。

 

とにかく、このやりとりだけでも私は十分「ややこしくって邪魔くさい」のだ。

 

辞めるという手続きがスムーズに思えないこの状況に。

 

 

なので、就活はどうかどうかうまくいくようにとやる気は大きい。

 

辞めることを知らない、数少ない女子社員の一人が、私の悪口を言う。

 

数少ない女子社員なのに、仲良くもできないのかと呆れる。

 

何が気に入らないのか知らないけれど、嫌ならやめればいい。

 

辞めないなら、自分の勤める会社なのだから悪いことばかり言わずにいいことも見つければいい。

 

 

仕事は気持ちよく進めたいものだよ、私は。

そんな気持ちがないのか?

 

まわりをみてもそんな人しかいなかった。

 

仕事が面白くなくて、それが顔に出ていて、みんな般若な顔をしている。

 

 

そんな中にいるのはまっぴらだ。

 

少なくとも私のこの先の人生、一人で生きていくなら仕事は楽しくしたい。

 

 

この決断は正しいと思う。

この先辞めるまでの間がどんなことになっても、春は必ずくる。

傷つくかもしれないと思うと気合いも入る。

 

 

自分に正直にいよう。

無駄に嫌な思いをすることもないように。