いつのまにか更年期と戦っていた

これって更年期?と思うことや、勝手に更年期だからと決めつけたりしながら日々過ごす独身会社員のつぶやき

興味のないおっさんが、私と話したいあまりストーカーになりかけてるという話

私と話したいっていうのが伝わるおっさんがいる。

 

社交辞令でお菓子のお礼を言ったのがきっかけ。

この会社は誰もお礼言わんのか?って思うくらい、それから私に一直線。

 

若い頃、可愛くもない普通の私が、待ち伏せやらストーカーまがいのことをいろんな人にされた過去がある身からすれば、このおっさんは十分そんな素質がある人だ。

 

経験がものを言うってこれかと思う。。

いいのか悪いのか、この予感は外れているようには思えない。

 

そんなことをするのに、年齢は関係ない。

むしろ、

年配の方が危ない。

平和な昭和時代を生き抜いてきた人たちは、セクハラというものに慣れていないから。

女性と楽しく話していた過去が、大丈夫という自信になってしまう。

 

そのおっさんは、同じフロアにいる社員なのだけど、

喋る機会がない。

いや、喋ろうと思うのなら別に喋りにくればいいのに、私の仕事を指示している人に仕事内容聞いたり、私の姿を見るためにうろちょろしたり。

遠くから、私を確認したり。

 

人間観察が趣味な私には、おっさんの行動なんて、

まるわかりなだけに、うっとおしい。

 

いつもは歩いて帰る私が、たまたま地下鉄乗った時、

待ち伏せしていたのだって、知っている。

 

いつもエレベーターホールで、偶然を装ってるけれど

来るのをどこかで待っているのも、知っている。

 

朝だって、私が通る道をわざわざ通ってるのも知っているし、

家は反対方向なのに、なぜか私が帰る方向に一緒に歩く。

 

これだけの証拠があるのに、

一歩間違えればストーカーだということが、わからない。

偶然なんだ、と言いたいわけだ、相手は。

そんな言い訳は、ストーカーの言い訳なのだ。

 

今日、

案の定、帰りのエレベーターホールで待ち伏せされて、

自分が一生懸命話したいから、自然と歩いているように見せかけて

一緒に帰る魂胆だった、ようだ。

 

その昔、

仕事でパソコンとにらめっこしてたのが、自分のことを見ていると勘違いしたおっさんがいた。

私はそれに気づくのが、遅かった。

気づいた時、耳を疑った。

それくらい、おっさんという生き物は勘違いしやすい。

 

 

帰り道。

と言うか、おっさんには帰り道ではない。

私と一緒に歩くランデブー。(と思っておこう。。。)

一生懸命自分のことを話して、楽しそうなのだ。

私は割とそれにディスってみたけれど、通じない。

もう自分の世界。

話し相手になってもらえているという充実感いっぱいのおっさんは、

私が、

今日はどこに行くんですか?というと

 

あの、その、

 

と答えられない。

 

覚えられない商業施設の向こう側にある、カメラ教室に行くという。

 

ふーーーーん。

 

 

疑わしい、というより、どうでもいい。

鼻から信じてない。

 

なかなかうまくならないという話をしながら歩く。

どーーーーーでもいい。

そんなこと別に聞きたくもないし。

 

上手く撮れたから見せるわ!ならともかく。

お金ばっかり飛んでいくということばかり言って、それなら

練習しろよ!ってこと。

興味のきの字にもならない。

 

で、

道だって、

え?こっち?って感じで、

全然知らんわけで。

私が連れて行ってんのか!!!!!!って感じ。

 

 

途中で巻けば良かったけれど、

カメラ教室に行くこと自体が疑わしいから、逆につけられたら困る。

とにかく、

駅でさようならをしよう。

 

おっさんは、話が弾んでいたから、

私が駅の改札に来ていても、終わる気配はない。

強制的に、

では、帰ります!と

振り払う。

 

きっと、おっさんは、それからぼんやりその辺を

うろちょろして帰るってやつなんだろう。

安全のため素直に帰ることにした。

 

解放された瞬間から、

イライラがどんどん上昇して行く。

 

ほんまに、なんやねん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

いつまで私はこういう、先のないおっさん(既婚者という意味)に追いかけられるんだ?と思うと、泣けて来る。

 

なんやねん!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

カメラ教室だって?

人も撮りたいって言ってたけど、まさか、そのうち被写体になってとか言わんやろな?って恐怖が横切る。

 

人って難しいんですよ!

プロでもなかなか上手く撮れないですからね

風景にしたらどうですか!

 

もう、吐き捨てるように言った。

 

ていうか、本当に、カメラを習おうと思っているようには思わない。

撮るの好きなら、この春、散歩がてらに近所で練習できたものが。

全然していないんですからねぇ、

 

 

私と話す口実かい!!!!!!!!!!!!!!

 

と、思ったら、

さらにイライラして来た。

 

こんな日はストレス発散がしたい。

誰かと話したい。

 

なのに、今は誰もが

まっすぐ帰るから、会えない。

あーあ、、、、って思ったら、

 

なおさら、おっさん、

カメラ教室なんて今行くんかい!

まだまだ自粛が必要ですけど!!!!!!!!!!!

 

と、イライラが収まらない。

 

家に帰って、

気晴らしにスーパーでも行こうかと思ったけれど、

あまりにイライラしすぎて、これはもうお風呂に入ることが一番だと思った。

 

で、お風呂のお湯張りをしている間に、

おっさんが言ってた

カメラ教室の検索をする。

 

裏を取っておかなければ。

 

 

イライラマックスなので、明かりをつけず(つける間もなく)暗闇で探す。

 

 

確かに、開催しているようだった。

でも、

おっさんがいう、覚えられない商業施設の向こう側、とは言い難いちょっと別の場所だった。説明ができないというのは、行ったことがないに等しいわけです。

 

だってね、

そっちの方行ったことないからわからないって

前言ってたんですから。

 

そして、

本当に道知らないって、私にはもう「何の用?」なんですよ。。。

 

 

もう暗闇でパソコンにらめっこして、

お風呂も入らなきゃいけない。

 

さいわいコロナでリモートワーク中だから、明日おっさんが

出社しないことを祈る。

 

あ、ちなみに、

電車を降りて、社員証を首からかけたまま帰っていたのを気づく。

世間に私の名前を見せながら帰っていたのかと思うと、体から力が抜けた。

いつもならエレベーターホールで取るんだけれど、おっさんに警戒して忘れていた。

そして、おっさんは喋るのに夢中でそれに気づいてなかった。

まだ、「社員証取らないの?」ぐらい言ってくれるならまだしも。

余計、イライラしていたのは、それもある。

なんの役にもたたんおっさんやな。