令和になった時、私に律儀に伝えてきた
「令和になったからけじめをつけようと思う」
怖かったけど、悲しくはなかった。
私は彼女ではなかったので、私に向けてのいいけじめではなかった。
どちらかというと悪い知らせなんだけど、悲しくはなかった。
結婚する予定の彼女はいるけれど、私とは続けたい。
男の悪い癖あるある。
でも、私はそれでよかった。
だいぶ年下の人だったから。
あれから1年経って、こういう世界情勢になって、彼ははたしてちゃんと結婚したのだろうかとふと思い出した。
彼も、結婚する予定の彼女も多分、海外を行き来する人だったから。
結婚はしただろうけど、日本にいるのだろうか、とか色々、
急に思った。
彼女でもないけれど「どストライク」といつも言ってもらっていた私は、
同じく「どストライク」な彼が大好きすぎた。
どストライク同士でも、それは運命共同体ではない訳で。
ああ、
これを書いてる時に秦基博のひまわりの詩が流れてきた。
出会った時に流行っていた。
ドラえもんの映画の曲で、それを話題にした記憶がある。
もう随分前のこと。出会って長い。
その先でまた出会えると信じて、という歌詞がある。
それを、信じて。
彼がどういう状況であっても、
また会う予感しかない。
こんなことを思う夜。
早く寝よう。