いつのまにか更年期と戦っていた

これって更年期?と思うことや、勝手に更年期だからと決めつけたりしながら日々過ごす独身会社員のつぶやき

七夕の出会いは永遠の思い出

早いもので、もう7月で、

今日は七夕だった。

 

そういえば、

初めてラブレターをもらったのが、七夕だった。

いまどき、ラブレターって死語かもしれない。

手書きの、その人の字から伝わる想いは、ラブレターだからこそわかる。

 

実は、私は、小さい時からラブレターは書きまくっていた。

 

 

と、いう事実を今思いだした。

 

 

おませさんだった。

 

人見知りなのに、筆まめだった私は、まず

テレビのヒーローに一目ぼれして、どうにかこの思いを伝えたかったのだろう、どうやって調べたのかファンレターを出して、

ブロマイドのはがきが返信で来たときは、

相手に伝わっているという感動を覚えた記憶がある。

 

たぶんそれをきっかけに、だったと思うけれど、

かっこいい転校生がやってきたときは、それも一目ぼれで

彼はまたすぐ引っ越してしまったけど、ずっと手紙を交換してもらった。

私がしつこいほど、手紙を送るから返事をしてくれたのだろう。

なんといっても小学生だから、相手も律儀だ。

そのあとも、

好きな人にはなぜか、ラブレターを送っていた。

人見知りで話せない私が。

 

 

 

ま、それは全部小学校の頃だし、自分が仕掛けていったことなので、

気持ちは満足していたんだろうと思う。

それが、中学一年生の夏。

七夕。

 

初めてのラブレター。

 

 

 

 

中学一年生だから、まだ学校に慣れたかなという頃だったから、

友達の顔と名前もやっと一致するくらいな時期で、

そのラブレターの主はひとつ上の上級生だった。

そのへんで見かけることはあっても、名前はしらない上級生だった。

 

すごい田舎の学校で、

その中でも、とてもあか抜けた感じのする人だった。

学校のレポート用紙にぎっしり文字が並んでいて、

読み応えがあるものだったことは覚えている。

 

ラブレターは一撃されるもんだ。

ラブレターをもらってから、その彼は急激に接近するようになり、

また、私も一瞬のうちに好きになってしまった。

 

 

でも、内気で人見知りな私は、彼にはっきりした態度をみせることがなく

そのうち彼は他の人と付き合うことになって、

彼が卒業するときに、初めて、彼のことを好きなのに

なにもしていない自分に気付くという、

なんとも甘酸っぱい青春の思い出。

 

 

その後、切れる糸かと思ったけれど、すごく細く繋がっていて

20代のころもちょくちょく会うことがあった。

そのころには、もう友達になっていたけれど、

考えてみれば、

結構彼のうちに遊びに行って、彼の小さい部屋で二人きりで

すごした日は結構あるのに、

 

手すら握らないままだった!!!

 

そうだ、なーーーんにも、ない

本当にプラトニックな関係だった。

 

目を合わすだけ、

笑い合うだけ、それだけで成立いていた

なんと、素敵な思い出を私と彼は自然に作っていた。

 

今思っても、

彼とキスしたり、触れたり、

そんなことしなくても、

お互いがなんとなくそこにいて楽しいというか

そこにいてくれるだけで安心できたということは、

 

本当は素晴らしい出会いだったんだ。

 

 

彼はどうしてるだろうな。

七夕になると思い出す、はるか昔の思い出。