SNSで知り合った中国人の友達。
たまたま決算時期の大阪に助っ人で来てるといっていた。
そして、今日、住んでいる東京へ帰って行った。
「外資系の商社にお勤めの方」で
それはそれは、そういうところにお勤めなので
振る舞いがどこかスマート。
合コンも行ったことがないと言うのも信じれるくらいハードな毎日だという。
考え方もしっかりしてるけど、
若いのに白髪も生えていて、
俺の青春返せ!と言うほど仕事詰め。
最近私のまわりには、バイリンガルな人が多く、それ以上に3、4か国語を操る人が増えていると思う。
私は全く日本語しか話せないけれど、そんな人と触れるだけで世界の広さを実感して自分の小ささを実感している。
器の大きい人ほど、言葉については「コミュニケーション能力」だからと別段自慢しない。でも、みな口を揃えて「すごく勉強した」という。
その彼も、母国語の中国語、あとは英語と日本語はとても綺麗に喋る。しらないだけでもしかしたら他にも喋れるのかもしれないけど、日本語の上手さは今まで見てきた中国人のなかでも一番だった。
仕事詰めで休めないというくらいだから、
私は一度食事しただけだけど、人は一度会うだけでもどんな人かってわかる。
本当にまじめな人だった。
会っている時間もどんどん会社からメールがくる。もう遅い時間なのに。
気を使ってかそのメールに返事をせずにいてくれた。
おかげで山ほどの返事を私と別れた後に処理したようだった。
申し訳なかったと思うけれど、
寝る暇もないなとかわいそうにも思えた。
本当は、やんちゃで楽しいことが好きな人なんだろうな。
日本の会社に入って仕事に振り回されてるけど、芯はあっって
いつか大物になりそうな雰囲気も持つ人だった。
彼と話したことは、
どうやったら、「お金に苦労せずに遊んで暮らせるか」
ハードな毎日なのに、まったく見合った給料じゃないというところから、
今のままでいいのかという話になって、
転職をすればいいのか、
それとも違う生き方をすればいいのかと
そこを模索中の私に聞いてくるものだから、
私も自問自答しながら、
自由に生きるためにはと、わりと真剣に考えた。
彼はまだ若いから、
いろんな苦労をしてから道を探してもいいのかなと思った。
きっとそのようにするだろうと今思う。
そして、
私は、
やっぱり自分が決めた道を外さずになんとか頑張っていきたいと思う。
出会いには意味があるというけれど、
その彼と出会った意味はよくわかった。
とても、わかりやすい出会いだった。
その彼は
4月から中国へ行く。
どうやら私が仲良くなる人はみんな海外に行ってしまう人ばかりで、
ひとりぼっちでもなんだか再会までの張り合いがあるってもんです。
まだ若いその彼とは再会を約束した。
ひとまわりもふたまわりも成長した頃に、またぜひ会いたい。