甘い生活までの道のり

ラブラブな生活になったら終了

今後どういう二人になるかは、初めてのデートで決まる。

今週のお題「恋バナ」

 

気晴らしに「恋バナ」してみようと思う。

 

 

いくつになっても、その人と初めてのデートって、この先を左右するものだと思うけど、

もう何度も初めてのデートを経験していたはずなのに、

彼とは、とてもとても新鮮だった。

今でもはっきりと覚えている。

 

ある夏の日

待ち合わせをして、どこに向かうのか全くお任せをしていたら、

思いがけずホテルのラウンジだった。

かなり意外なチョイスだったので、だいぶ無理をしているのかなとも思いつつ

それでも彼は気にすることもないよう。

豪華な調度品に囲まれて、昼間からグランドピアノの生演奏。

さほど期待していなかったから、

その空間につれてくれたことがうれしかった。

たとえ無理をしていたとしても、私との時間をそこでと考えてくれたことは

とてもうれしくて

なんだか気持ちよかった。

 

優雅で美味な時間が過ぎて、

歩こうということになって、

都会に流れる川沿いの広場につく。

夏なので、ちょっと歩いただけで暑い。

さっきまでお茶を飲んでいたけれど、もう私はお茶を飲みたくなった。

 

ちょっと休憩。

 

階段に座る。

彼は広場を歩きまわる。

ぼんやりその様子をみて、

彼も振り返ってその私を見て。

 

ゆっくりと時間が過ぎて、

 

帰ろうか。

 

繁華街に向かって歩く。

もうそのころにはおなかが空いていた。

 

何か食べようよ。

 

繁華街についても、食べたいものがない。

 

ここでいいよ。

 

私が決めたのは、うどん屋さんだった。

 

頼んだうどんが来たとき「おいしそう!」って

思わず叫んでしまった。私はなぜかおなかペコペコだったから。

 

こんなものでよかったの?って感じでみる彼だったけど、

私はとてもおいしかった。

なんだか、一緒に食べるしあわせが伝わる味だった。

 

おなかが満たされた満足感。彼と一緒に食べたという満足感。

とても満たされていた。

 

お店を出てすぐに、彼とキスをする。

うどん臭なんて気にしない。

なんだか、とても気持ちのいい一日だった。

 

なんの変哲もないデートだったけれど、

私にも、彼にも、

印象に残るデートだったんだろうな。

 

そのうどん屋を通るたびに思い出す。